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【野球漫画】H2の名シーン、名言には青春が詰まっている【あらすじ】

世の中にはたくさんの野球漫画があって、たくさんの名作があります
その中でも僕がとても好きな野球漫画H2の名シーン、名言をレビューしたいと思います。

この記事で分かること

  • H2のあらすじと魅力
  • H2の素晴らしい名シーン、名言

H2のあらすじと魅力

この漫画は、とあることから野球部のない千川高校に入部したピッチャーの国見比呂とキャッチャーの野田敦が野球好きの古賀春香と共に1から野球部を作り上げ、甲子園を目指していくストーリーになっています。

ライバルには、中学時代の元チームメイトで親友でもある橘英雄がいて、英雄は野球名門校明和一に入部し、比呂の幼なじみである雨宮ひかりと付き合っています。

H2の面白さは比呂と英雄の野球としての対決の面白さもあるのですが、人間模様の面白さもポイントの一つです。

メインキャラクターである国見比呂橘英雄古賀春香雨宮ひかり
この登場人物の名前はみんな「H」から始まります。

ヒーロー(Hero)役が2人。比呂(Hiro)と英雄(Hideo)

ヒロイン(Hetoin)が2人。春香(Haruka)とひかり(Hikari)

どのHが最終的に結ばれるかも最後の最後まで見所の一つとなっています。
というか個人的にはこっちの方が気になって読んでいたし、この心情描写のリアルさもH2の魅力の一つです。

H2の名言と名シーン

(国見比呂)ガラスはガラスでも、拳銃で撃っても割れねぇ防弾ガラスだぜ

あらすじでも書きましたが、比呂は野球部のない千川高校に入部しました。
元々中学時代は英雄と同じチームメイトでエースとして活躍していたわけですが、
ある日上武病院から「このまま投げ続けたら3ヶ月で肘を壊す」「ガラスの肘だ」という野球人生にピリオドを打たれる宣告を受けてしまいます。
これを受けて比呂は野球への未練を断ち切るために、野球部のない千川高校へ進学するわけです。

千川高校に入学してまもなくして、比呂が診断を受けた上武医院の医師が無免許医だったことが発覚します。
直後に別の病院で精密検査を終えた比呂はこの名言
「ガラスはガラスでも、拳銃で撃っても割れねぇ防弾ガラスだぜ」をいうわけです。

晴れて思う存分野球ができるようになった比呂は千川高校で野球部を作り甲子園を目指していきます。

      

(雨宮ひかり)「本当の自分の限界よりも…..その一歩先の自分の可能性に気づかないまま…ね」

3年の甲子園大会の準々決勝、千川高校はエース国見に変わり、木根をピッチャーとしてマウンドにあげます。
お調子者の木根ですが、影では人一倍努力していたり、小学生の頃から甲子園のマウンドで投げることを夢見ていたなどの背景もありました。

急遽登板が決まった木根も最初はすぐに比呂と交代させられると思ってピッチングをしていたのですが、
監督から交代がなかなか告げられません。
監督の古賀富士夫は、「殻を打ち破って、あいつが生まれ変わるチャンスなんだ」と木根に期待を寄せるあまり交代を出しませんでした。

限界を迎えながら必死に投球を続ける木根。

ここでスタンドで試合を観戦していたひかりと木下の彼女小山内との会話がこの名言です。

小山内「代えてやりなよ、限界でしょ、もう
ひかり「はっきり見えるといいのにね、自分の限界
ひかり「大丈夫よ、ほとんどの人は手前に線を引いているんだから
ひかり「本当の自分の限界よりも…..その一歩先の自分の可能性に気づかないまま….ね

いろいろと自分の限界についても考えさせられるひかりの名言になります。
ちなみにこの道中の木根と春香の会話。ここもかなり好きな名言になります。

春香「がんばってね
木根「国見のためにかい?
春香「いいじゃない
春香「誰のためにがんばってもがんばった自分は木根くんのものよ

くぅぅぅぅ、、、痺れます。笑
こんな高校部活生活を送りたかった←


      

(野田敦)どうせおれが付き合えるのは、この夏までだ

H2における人間模様として、天才と凡才の線引きというものがあります。
天才との距離を努力で縮めていくのはスポーツ漫画の醍醐味の一つでもあるのですが、H2では度々「天才と凡才」を線引きしているセリフがあります。
千川高校セカンドの名手、柳も「(プロは)やっぱり人に夢を与えられる、選ばれたやつらなんだよ」と発言しています。

そういった中でも一番好きな名言が野田の「どうせ、おれが付き合えるのは、この夏までだ」という発言。
野田はこの発言の他にも「それだけの才能をもらったやつには、凡人を楽しませる義務があるぞ」といった発言もしていて
キャッチャーだからこそ広い視野で客観的に物事を見えているのかもです。

こういう線引きがしっかりされているからこそ、一緒にいられる3年間の重み、甲子園への思いが濃くなって哀愁がある作品になっているのかもしれません。

      

(野田敦)8分だから完全試合なのさ。2分のおれのリードが効いてな。あいつを全開にしたら、コーナーは曲がりきれねえよ。

上のような発言がありながら一方で、こういうセリフも残しているのが野田の好きなところです。
中学時代からバッテリーを組む2人で、比呂のことを最大限理解しているのは自分で、女房役は自分しかいない、というこのセリフも好きな名言の一つです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
読んだことある人はまた読み返したくなる漫画「H2」
そしてまだ読んだことがないひとはこれからぜひ読みたくなる漫画「H2」

特に毎年夏の終わりになると僕は無性に読みたくなります。

今日は野球漫画の名作H2について書かせてもらいました
最後まで読んでもらいありがとうございます。

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